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「FINAL BURNING」鉄人・小橋建太引退記念試合 5.11涙の日本武道館!

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小橋
5.11。
プロレスファンはこの日を一生忘れることがないだろう。

「FINAL BURNING」。
鉄人と呼ばれた小橋建太が、日本武道館で最後のリングに上がった日を。

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あれから時はたつが、いま思い出しても、涙が出てしまう。

「FINAL BURNING」IN 日本武道館。
その日、鉄人・小橋建太がプロレスを引退した。

その日は雨だった。
まるで別れを惜しむかのように降り止まぬ雨。
日本武道館にこれた人。
日本武道館にはいけないが、
変わりにパブリックビューイング、スカパーを観ている人。
どちらも観れないが、今日という日を想う人。

そんな人たちの気持ちを察するかのように、
空からは悲しみの冷たい雨が降っていた。

大会チケットは発売日即日完売。
グッズ売り場には長蛇の列が並び、
その列は九段下の駅まで伸びていた。

日本武道館でのプロレス興行。
かつては当たり前のように行われたいたが、
プロレスブームが下地になったといわれる昨今、
ほとんど見られなくなった。

それが、今日この日だけは違った。
これだけの群集が、多くの世代の人たちが、
小橋建太の最後の勇姿をこの目で観ようと集まってきたのだ。

まだまだプロレスは終わっちゃいない。
と同時に、小橋建太がいかに多くのファンに愛され、
惜しまれつつ引退するのかを実感することができた。

17:00。
カウントダウンが終わると同時に、
日本武道館に大コバシコールが鳴り響く。
一人一人の想いが木霊となって武道館を覆いつくす。

この日の来場者数は17000人。
立ち見までギッシリの超満員札止め。

みなこの日が、リングに立つ小橋にエールを送れる最後の日だとわかったいた。
だから全力で最初からコバシコールを送った。
この瞬間を脳裏に焼きつけ、決して忘れないために。
そして、涙があふれ出てきた。

第二試合が終わり、引退セレモニーが始まった。
最後にしなかったのは、試合が終わったあとに、
立っていられるかわからないため、
小橋の意向でこのタイミングで行われた。

セレモニーには多くの盟友が駆けつけてきた。

NOAHの前副社長、百田光雄。
当時ライバル世代だった三銃士の一人、黒のカリスマ・蝶野正洋。
そして最後の最後、
この日集まった皆が待ち望んでいた一人が登場した。

川田利明。デンジャラスK。
かつては、同じ四天王として全日本を引っ張ってきた盟友だ。
万雷の川田コールの中、リングに上がり小橋と硬い握手を交わす。

ジョニー・エース、スタン・ハンセンからもメッセージが届いた。

セレモニーが終わり、
大コバシコールの中、試合に備え退場していく小橋。
またも、涙があふれ出てきた。

この日集まってきたのは、何もファンだけではない。
小橋建太の引退に華を添えようと、
団体の垣根を越えて多くの縁のあるレスラーが集まってくれた。

ある者はパフォーマンスで、
ある者はマイクで、
ある者は試合で。
出場した選手はそれぞれのやり方で、
小橋建太に華を手向けた。

そしてついにその時がやってきた。
メインイベント。
正真正銘。
小橋建太、最後の試合。

相手は元付き人の4人。
金丸義信。
マイバッハ・谷口。
潮崎豪。
KENTA。

小橋のパートナーはかつての盟友たち。
佐々木健介。
武藤敬司。
秋山準。

小橋建太、最後の花道。最後のリングイン。
静寂の中「GRAND SWORD」の旋律が響きだす。

大観衆が、コバシコールで応える。武道館が揺れる。
これが最後。
もう二度と、リングに向かう小橋にエールを送れない想いを込めて。

花道に現れた小橋の腰には、
かつて”絶対王者”と呼ばれた時代に巻いていた、GHCのベルトが巻かれていた。

にくい演出。また涙が出てしまった。

最後の選手コール。
様々な紙テープが飛び交う中、大観衆に応える小橋。

小橋建太先発で始まった試合は、
39分59秒にも及んだ。

そのほとんどの時間を、小橋はリングの上で過ごしていた。
かつての付き人たちに、想いをこめた逆水平チョップを見舞う小橋。
それに応えるように、同じく逆水平チョップを返すかつての付き人たち。

試合の大半が、逆水平とチョップの応酬という、
小橋らしい、意地と意地の張り合いとなった。

懐かしのローリングク・レイドル。
小橋の代名詞ハーフネルソン・スープレックス。
コーナーでのマシンガン・チョップ。
拷問コブラツイスト。
そして剛腕ラリアット。

小橋の一つ一つの技が、この日は違う意味を持っていた。

まだ終わらないでくれ!
永遠にこの時間を堪能していたい。
それは無理なことだとわかっていても、
こう思わずにはいられない。

そんな極上の時間にも、終わりの時は訪れる。

武藤が”お膳立て”のムーンサルトを披露すると、小橋を指差す。
小橋はそれを受けて、”青春の握りこぶし”で応える。

小橋建太が最後にリングで見せた技は、ムーンサルト・スープレックス。
会場全体が一緒になってカウントを数える。

ワン!ツー!スリー!

最後の3カウント。
小橋建太のプロレスがこうして終わった。

小橋建太の最後にふさわしい試合。
小橋建太らしい試合。
小橋建太の興行であり、小橋建太のために集まり、
そして、小橋建太の最後の姿を皆があたたかく見送った。

リング上でインタビューを受ける小橋。
途中、三沢コールもおこり、
一時代を築いた偉大なレスラーに最後の、そしてこの日何度目かの感謝のエールを送った。

武道館から出ると、外はまだ雨が降っていた。
ただ、それは悲しみの雨ではなく、労いの雨。
今までの感謝の想いが詰まった雨のように感じた。

小橋建太というプロレスラーに出会い、
小橋建太のプロレスを観ることができ、
小橋建太の最後をこうして見届けることができた。
もう二度と、このようなレスラーは出てこないだろう。

本当に心の底から「ありがとう」、そして「お疲れ様でした」。

小橋建太にとって、プロレスとは「青春」だった。
プロレスファンにとっては、小橋建太そのものが「青春」だった。
一つの「青春」が終わり、次の「青春」を見つけるため小橋建太は歩き出す。

終わりを告げた「青春」の代わりは存在しない。
小橋建太という名の「青春」は、
熱く、不器用で、華々しく、そして清々しかった。

今日、この日この場所で、
その「青春」の終わりを見届けれたことに感謝したい。

今まで素晴らしい試合を観せてくれて、
おおくの勇気と感動をあたえてくれて、
本当にありがとうございました!

プロレスファンは一生、小橋建太を、
小橋建太のプロレスを忘れません!

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[スポーツ]

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